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社会福祉法人 仁生社

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診療科・部門|泌尿器科|去勢抵抗性前立腺癌

去勢抵抗性前立腺癌

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病気の説明・症状

ホルモン療法の効果を認めなくなった前立腺がんは去勢(内分泌療法)抵抗性前立腺癌(castration-resistant prostate cancer: CRPC)と呼ばれる状態になります。通常はさらにアンドロゲンを強力に抑える新規ホルモン剤であるイクスタンジ(エンザルタミド)やアーリーダ(アパルタミド)やザイティガ(アビラテロン)を使用します。

しかしそれらの薬剤で効果を認めなくなった場合には抗がん剤の適応となります。現在ドセタキセル、カバジタキセルという2つの抗がん剤を使用しています。 また骨転移に対して放射線照射の併用や、骨転移があって内臓転移がない場合にはゾーフィゴ(塩化ラジウム-223)を使用する場合もあります。

ゾーフィゴにはアルファ線と呼ばれる放射線を出す「ラジウム-223」という放射性物質が含まれ、骨の代謝が活発になっているがんの骨転移巣に集まり、そこから放出されるアルファ線が骨転移のがん細胞の増殖を抑えます。さらに最近では転移性前立腺癌に対して、去勢抵抗性前立腺癌となる前に新規ホルモン剤や抗がん剤治療を行う場合もあります。

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