社会福祉法人 仁生社
江戸川病院
2024-11-15更新
数多くの手術実績と手厚いフォロー体制
整形外科ポリシー
〇整形外科全般に対して高いレベルで対応できること
〇江戸川区の大学病院に負けない医療を提供すること
〇同じ疾患においてもより楽に、より短期間で治療出来ないかを常に模索していくこと
年間手術件数約2097件(2023年度)
慶應義塾大学整形外科及び東邦大学整形外科との連携により、
幅広い疾患に対応しています。
グループ力で対応 急性期から慢性期まで
得意な分野別に患者様を受入れ、グループ全体でサポートしています。術後の中長期のリハビリが必要な
患者様は関連病院の江戸川メディケア病院や、かつしか江戸川病院へご紹介し、フォロー致します。
変形性膝関節症に対する手術件数は東京都で2番目に多い実績を誇り(手術数でわかるいい病院/週刊朝日MOOKより)、骨切り術、人工膝関節単顆置換術、人工膝関節全置換術とすべての術式による加療が可能な点が特徴です。どの術式が患者様の生活様式に最良か、患者様と相談、検討を重ねながら決定させて頂いております。
日常の移動手段として自転車乗車が欠かせない方、ゴルフや卓球、スキーといったスポーツ活動も継続したい方など、高齢化社会において患者様の背景、ニーズは多様化しております。人工膝関節置換術は除痛のみならず、中間屈曲位の安定性、深屈曲が求められる時代となりました。当科ではスポーツ復帰率を高めることを目標に、術式、術後疼痛コントロールの改良を重ねるなかで、より満足度の高い手術成績が得られるようになったと思います。
また、保存治療においても外来での投薬、生活指導のみならず、多血小板血漿(PRP)や歯髄幹細胞培養上清の関節内投与といった再生医療も提供させて頂いております。人生100年時代を謳歌できるよう、歩行から患者様を支えさせて頂く。そのような施設であり続けたいと考えておりますので、+αの御加療が必要な患者様がいらっしゃいましたらご相談ください。
人工股関節置換術において従来の後側方アプローチ(Posteo Lateral Approach)に加えて、2015年より前方アプローチ(Direct Anterior Approach)を積極的に取り入れて参りました。
これは脱臼率の低下に加えて、筋間アプローチによる低侵襲手術を提供するという目的によるものです。これにより在院日数は低下し、術後の姿位制限を撤廃したことで、前述のスポーツ復帰率の向上を図ることができるようになりました。また、高齢化に伴い生じる脊椎変形、脊椎固定術後の矢状断アライメントの変化に対応できるよう、CUPは透視を用いて動的に評価しながら至適位置に設置することで良好なstabilityが得られています。
当科は膝、股関節手術ともに周術期の合併症が非常に少ないのが特徴ではありますが、全身状態に変化があった際は即対応できるのが、総合病院である当院の強みであると思います。各科と連携をしながら患者様が安心できる入院期間を過ごしていただいております。
外傷の治療は最適なタイミングで、外傷治療に習熟した者によって的確な治療が行われて初めて、機能の最大回復を望めるリハビリテーション加療へと移行していくことが可能となります。
このような外傷の患者様が社会復帰するまでには、各時相において整形外科医が適切な加療を行うだけでなく、リハビリテーション科や地域連携室など多職種間で共働しチーム医療を充実化することによって初めて質の高い医療が提供されることになります。
当院外傷センターではこのような質の高い外傷医療を提供することを目標としています。地域の患者様や医療機関の関係者様から信頼されるよう今後も最大限に努力してまいります。
保存的治療としては主に内服治療・ブロック注射などですが、近年ではヘルニコア椎間板ヘルニア治療(椎間板内酵素注入療法)も行っております。
手術的治療としては、まず最小侵襲手術として腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症に対して脊椎内視鏡下手術技術認定医を有した医師が内視鏡下ヘルニア摘出術(MED)や内視鏡下椎弓切除術(MEL)、胸腰椎の椎体間固定術(MIS-TLIF 、XLIF)を行っております。
また、圧迫骨折に対して皮膚切開が約5mmのバルーン椎体形成術(BKP)も数多く行っております。その他、頚椎疾患に対する頚椎前方除圧固定術や椎弓形成術など脊椎脊髄疾患に幅広く対応しており、非常にデリケートな組織であることから安全で質の高い医療の提供を心がけております。
手術的治療が必要な患者様がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご紹介いただければと思います。