社会福祉法人 仁生社
江戸川病院
一番の問題点は小児期に発症した肥満の約70%が成人肥満へと移行してしまう点です。結果的に将来の糖尿病、高血圧などの生活習慣病の発症リスクが高くなり、できるだけ小さい頃から取り組む必要性があります。
原因としては体質、身体活動量、生活環境、食生活などのリズムの乱れなど多くの要因が考えられています。
非常に難しい問題ですが、肥満にさせないために予防と早期介入が重要です。
疾患(糖尿病など)を有しているような肥満に関しては小児科専門医に紹介することになりますが、原発性肥満(明らかな疾患がない肥満)に対しては生活習慣、食生活、運動習慣などを相談しながら、介入していきます。また、運動器に問題のあるお子さんに関してはリハビリテーションも組み合わせて実施していきます。
・Klish WJ(1995)Childhood obesity ; pathophysiology and treatment. Acta Paediatr Jpn 37 : 1-6
・幼児肥満ガイド|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY (jpeds.or.jp)
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