社会福祉法人 仁生社
江戸川病院
白内障とは水晶体が主に加齢によって白濁することによって視力が低下する疾患です。曇りガラスが眼の中に入ってしまったと考えたほうがわかりやすいでしょう。そのため、眼鏡をかえたとしても曇りガラス越しの風景は曇ったままですので、その曇りをなくすために濁ったその水晶体を人工の眼内レンズに入れ替えてあげなければなりません。
白内障をあまり大きな問題ではないと考えている方が多いようですが、高齢者は白内障があると2.8倍転倒しやすいという報告や、白内障手術をすることによって転倒による骨折が16%も減少したという報告があります。視力障害が単なる眼の問題だけではなく、また白内障手術による視力向上がいかに重要であるかおわかりいただける良い例でしょう。
当院では白内障の手術を日帰りでおこなっております。点眼による麻酔で注射することもなしで痛みもなく、またほとんど出血することがありませんので抗凝固剤服用中であっても治療中断することなく手術が可能です。