社会福祉法人 仁生社
江戸川病院
2020.7.30更新
江戸川病院は、ダイバーシティ推進の一環として、
一般社団法人Famieeが発行する家族関係証明書「パートナーシップ証明書」を利用することを決定いたしました。
現在の法律上では認められていない世界中の夫婦・親子が、家族として当たり前の権利やサービスを受けられない、という課題を解決するために、ブロックチェーン技術を使って家族証明書を発行することで、彼ら彼女らが家族であることを社会的に認め、また、その証明書を受け入れる企業・団体を増やし、家族向けのサービスを受けられるようにする活動をしています。
近年、「家族」という概念は多様化しており、LGBTのカップル、事実婚のカップル、精子・卵子提供を受けた親子、代理母の協力を得た親子など、従来の概念での「夫婦」「親子」「家族」に当てはめられない新しい家族の形態が可視化されてきています。
しかし、従来の家族の概念に基づいて作られた社会制度の中で、新しい概念に基づき生きる人たちは多くの困難に直面しています。
江戸川病院としては、多様な価値観をもった職員が働きやすいように、パートナーシップ証明書の利用で、法律上家族と認められない職員に対しても家族同様の福利厚生などが受けられるように配慮していきます。
また同様に、パートナーシップ証明書を持参した患者さまに対しても、家族と同様の対応をしていきます。
(インフォームドコンセントへの同席、ICUへの入室、同意書(手術、輸血など)へのサインなど)