令和3年度 社会福祉法人仁生社 江戸川 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 8 92 153 198 547 1097 1345 2719 2327 406
・年齢階級別(10歳刻み)の患者数を示しています。
・年齢階級は90歳以上を1つの階級として設定しています。
昨年度と比較しても年齢階級別の患者構成比にあまり変化はありません。
当院は東京東部地域の中核病院として高度な医療を地域の皆様に提供しております。近年、がん治療に力を入れており、患者様のライフスタイルやニーズに合わせた治療方法を幅広く提供できる体制を整えております。
今後もさらに幅広い年齢層の患者様が受診できるよう、医療体制の充実を図ってまいります。   
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 174 2.07 2.65 0.00% 68.39
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 95 8.26 9.21 3.16% 75.82
060035xx03xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 26 6.42 6.78 3.85% 72.31
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎-手術なし-処置2:なし 26 9.65 9.62 15.38% 81.81
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍-内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 25 6.24 7.96 0.00% 75.24
消化器内科で1番目に多い症例は、昨年と同様でポリープ切除術を伴う大腸の良性疾患です。通常は1泊2日で入院治療が完結し、多くの病院でも消化器内科においては一番多い症例ではないでしょうか。
2番目に多いのが胆管結石・胆管炎で、内視鏡を用いた治療や抗生剤投与を行います。胃癌や大腸癌の中には上下部消化管内視鏡を用いた治療として内視鏡的粘膜切除術(EMR)や、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の適応となる場合があります。これらは、入院期間が外科手術に比べて短くなります。 
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし 327 2.98 4.36 0.00% 70.80
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈-経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置2:なし 148 3.57 4.79 0.00% 64.16
050210xx97000x 徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし 93 4.79 10.24 1.08% 79.57
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞-その他の手術あり-処置1:なし、1あり-処置2:なし-副病:なし 79 7.79 11.87 0.00% 65.38
050130xx9900xx 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 34 12.94 17.35 8.82% 83.26
当院は東京都CCUネットワークに加盟しており、24時間、循環器専門医による救急患者の受け入れが可能です。
最も多い症例は、虚血性心疾患(狭心症など)という心臓を取り巻く血管(冠動脈)が狭窄し、心筋に十分な血液が送れなくなる疾患
です。進行することで心臓の動きが弱ることや、血管が完全に閉塞することで心筋が壊死し、突然死に至ることもあります。当科では虚血性
心疾患に対しての血管内カテーテル検査は原則的に外来で日帰り検査として行っているため、入院の対象となるのは治療(ステント留置術
バルーン拡張術)目的の患者様です。入院日数もほぼ1泊2日で退院することができるため、平均在院日数も全国平均より短くなっています。
また近年では不整脈治療にも力を入れており、特に心房細動に対するカテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術)の件数が
増えてきました。当院では熱による心筋焼灼術に加え、適応があれば冷凍バルーンによる焼灼術も行っています。この術式は従来のものと比べ、
手術時間も短く、再発の可能性も軽減できるといわれています。
心不全の再入院率が高い疾患であるため、慢性心不全領域の認定看護師を中心に、担当看護師が退院後も電話訪問をし、生活習慣の
改善指導や病識の向上を促しています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 147 2.12 2.65 0.00% 69.18
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 139 4.82 4.74 0.72% 69.41
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 63 11.64 9.00 4.76% 74.32
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等-処置1:なし-副病:なし 53 12.94 15.76 0.00% 72.91
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など)-腹腔鏡下胆嚢摘出術等 50 5.56 6.25 0.00% 61.74
1番目に多い症例は、ポリープ切除術を伴う大腸の良性疾患になります。消化器内科と同様で通常は1泊2日の入院となります。
2番目に多い症例は、鼠径ヘルニアとなります。鼠径ヘルニアは高齢化に伴い症例数が増加傾向にある疾患であり、当院でも多くの
手術を行っています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 260 16.96 23.02 5.00% 72.45
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 188 24.82 25.32 52.13% 83.07
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)-人工関節再置換術等 140 17.74 20.63 3.57% 68.60
160690xx02xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-経皮的椎体形成術 85 8.32 18.58 14.12% 80.19
160760xx97xx0x 前腕の骨折-手術あり-副病:なし 68 3.50 4.99 1.47% 61.76
当院の整形外科は股関節や膝関節の変形性関節症、骨折等の患者様が多いことが特徴です。原則として手術は待機的手術となりますので、
患者様の状態にもよりますが、外来では「自己血貯血(自分の血液を手術までの間貯めておく)」を積極的に行っております。
通常は他人の血液を輸血する「同種血輸血」を行いますが、「自己血輸血」によって術後の合併症も回避できますので、早期退院にもつながって
います。病院として腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症等の脊椎疾患症例に力をいれており、脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術などの手術を行います。
また長期リハビリが必要な場合でも、関連のリハビリ専門病院でリハビリを行うことができるような医療提供体制を整えております。

脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし-副病:なし 19 21.63 18.90 21.05% 65.11
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし 13 15.39 9.78 7.69% 80.85
010200xx01x00x 水頭症-水頭症手術 脳室穿破術(神経内視鏡手術によるもの)等-処置2:なし-副病:なし 12 26.08 20.18 16.67% 78.92
010070xx02x0xx 脳血管障害-経皮的頸動脈ステント留置術-処置2:なし 10 11.00 9.23 0.00% 75.10
010010xx9903xx 脳腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:3あり - - 17.10 - -
脳神経外科で多い症例は硬膜下血腫です。硬膜下血腫は頭部外傷が原因になり、後に脳の表面に血種が溜まり歩行障害や認知症等の
症状が起こる病気です。脳の萎縮がみられる高齢者に多くなっております。治療としては、硬膜下血種穿孔洗浄術という手術を行い、平均入院期間は
15日程度となります。
脳腫瘍や水頭症の患者様も多く、脳腫瘍に対しては放射線治療等も積極的に取り入れております。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070040xx99x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。)-手術なし-処置2:2あり 26 13.92 20.77 38.46% 72.42
040040xx9902xx 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり 16 20.38 20.68 25.00% 73.75
06007xxx9902xx 膵臓、脾臓の腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり 10 31.10 21.03 10.00% 70.10
010010xx9903xx 脳腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:3あり - - 17.10 - -
060050xx9902xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり - - 15.25 - -
当院では平成19年よりトモセラピー(IMRT)を導入し、現在では3号機まで稼働しております。現状、あらゆる部位の照射が可能ですが、
入院症例となるのは照射を導入する患者や化学療法と併用して照射を行う患者が中心であり、原則的には外来に通院しながらの治療となります。
前立腺癌や乳癌の骨転移に対するものが多く、肺の悪性腫瘍に対する照射症例が多くなっています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 22 17.73 15.63 13.64% 68.68
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:1あり-発症前Rankin Scale 0、1又は2 12 26.42 17.48 33.33% 77.08
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー-処置2:4あり - - 16.11 - -
010160xx99x00x パーキンソン病-手術なし-処置2:なし-副病:なし - - 17.86 - -
010230xx99x20x てんかん-手術なし-処置2:2あり-副病:なし - - 13.99 - -
当科で1番多い症例は脳梗塞で、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳梗塞、その他に分類されます。原因に合わせた適切な
治療と再発予防を行います。入院期間は後遺症なく退院できる場合は2~3週間程度ですが、リハビリテーションが必要な場合は約4週間程度
の入院となります。自宅退院できない場合は、回復期リハビリテーション病院や療養型病院など、病期や患者さんの状態に合わせた適切な施設に
転院します。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 247 2.15 2.50 0.00% 71.47
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 133 5.31 7.05 0.00% 75.26
11012xxx020x0x 上部尿路疾患-経尿道的尿路結石除去術-処置1:なし-副病:なし 117 4.25 5.56 0.00% 59.89
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍-前立腺悪性腫瘍手術等 61 10.98 11.63 0.00% 69.44
110080xx9900xx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 58 3.10 9.24 0.00% 76.45
当院泌尿器科において1番多いのは、前立腺生検の患者様です。採血検査で前立腺特異抗原(PSA)の数値が4.0ng/mL以上
または直腸診で前立腺の硬結に触れるなどの所見が得られた場合、前立腺癌が疑われます。癌かどうかの病理診断を得るためには「経直腸
前立腺針生検」という検査が必要です。当院では、この検査を1泊2日の日程で行っています。検査は手術室で腰椎麻酔若しくは局所麻酔
で実施しています。2番目に多い症例は膀胱癌に対して手術目的に入院される患者様です。膀胱癌は再発率が高く、男性の癌による死亡原因
として増加が注目されています。膀胱癌の基本治療は、内視鏡手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術:TURBT)となります。入院期間は基本
4泊5日で行っております。通常1週間以内で退院となります。
3番目に多い症例は尿管結石の患者様が多く、痛みにより救急車で搬送されてくる患者様も少なくありません。治療は自然排石を認めない場合、
手術治療を行います。手術方法としては侵襲の少ない内視鏡治療となり、内視鏡手術をした場合4~5日で退院となります。
また体外衝撃波による結石破砕術を行うこともあります。超音波で体外から結石を砕き、小さくして排石する治療法です。入院期間は2日程度です。
血液科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx0221xx 閉塞性動脈疾患-動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等-処置1:2あり-処置2:あり 56 45.71 72.18 14.29% 71.18
050170xx9720xx 閉塞性動脈疾患-その他の手術あり-処置1:2あり-処置2:なし 26 31.85 35.69 3.85% 66.77
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-動脈形成術、吻合術 その他の動脈等-処置2:なし-副病:なし 26 2.73 7.87 0.00% 77.15
050170xx02011x 閉塞性動脈疾患-動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等-処置1:なし、1あり-処置2:あり-副病:あり-0 18 30.28 34.96 16.67% 75.50
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患-動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等-処置1:なし、1あり-処置2:なし-副病:なし 17 17.59 15.85 5.88% 71.00
血管外科は昨年度と同様で糖尿病足病変や下肢動脈硬化症の患者様に対する手術症例が多いのが特徴です。血管移植・バイパス術の症例が
突出していますが、適応のない患者様に対してはできる限り切断せず患肢の救済を目的に診療を行っています。
糖尿内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 94 13.70 13.14 15.96% 78.29
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:1あり 80 13.49 14.41 3.75% 68.20
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 71 9.14 10.39 5.63% 68.70
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 61 20.51 20.57 34.43% 83.28
100130xx99x0xx 甲状腺の良性結節-手術なし-処置2:なし 29 2.00 4.53 0.00% 62.00
1番目に多い症例は尿路感染症の症例です。2番目に多い症例は糖尿病の教育入院となります。糖尿病は生活習慣病であり、覚えなければ
いけないこと(病気自体のこと、食事のことなど)が多くあります。約2週間の教育入院を通じて医師、」栄養士、看護師、薬剤師が共同し指導
にあたります。また外来通院を行っていても血糖コントロールが不十分だったり、糖尿病の合併症が悪化したりするときには治療のために入院が必要
になります。
腫瘍治療科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 43 13.21 13.14 4.65% 79.56
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 32 16.13 13.12 15.63% 80.13
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 32 24.28 20.57 34.38% 86.16
130030xx99x6xx 非ホジキンリンパ腫-手術なし-処置2:6あり 21 14.71 13.91 0.00% 63.67
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:なし 20 9.25 3.30 0.00% 73.95
腫瘍内科で1番多い症例は尿路感染症となっております。次いで誤嚥性肺炎に対しての抗生剤治療を行う症例です。
肺癌の症例も昨年度同様に多く、肺癌の確定診断をつけるために「経気管支肺生検(気管支鏡検査)」が必要であり、治療に関しては
トモセラピー(IMRT)、化学療法があり個々の患者様にとって最適な治療選択ができるような医療提供体制を整えております。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等-処置1:なし 105 3.41 10.15 0.00% 55.51
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍-乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 105 3.10 5.88 0.95% 59.01
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍-手術あり 24 3.00 4.10 0.00% 43.88
180050xx97x0xx その他の悪性腫瘍-手術あり-処置2:なし 12 3.00 11.12 0.00% 52.83
070041xx97x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。)-その他の手術あり-処置2:なし-副病:なし - - 9.75 - -
乳がんは切除する範囲の大きさやリンパ節治療をどこまで行うかで診断群分離が異なりますので、1位2位ともに昨年度と同様、乳がんの手術症例
がランクインしています。いづれも平均在院日数は4日未満と全国平均よりも早い退院になっているのが特徴です。当院での乳がんの治療は手術以外
にもホルモン療法や抗癌剤治療、分子標的薬による治療等さまざまな手法を用いることができるため、治療効果の最大化とQOLへの配慮を考慮した
診療を行っています。
また3位の乳房の良性腫瘍も昨年度と同様のランキングです。これは、乳がん検診等で早期に疑わしき症例が発見されるケースが増えたことが影響して
いると考えられます。がんに至るまでに治療を終える、今後もこういった症例が増えていくことが想定されます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 22 6 15 22 27 22 1 8
大腸癌 22 35 53 37 44 41 2 9
乳癌 85 73 22 6 5 29 1 8
肺癌 3 2 12 22 16 45 1 8
肝癌 2 6 5 0 2 21 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※5大がんと呼ばれる胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者様の数を、初発のUICC病期分類別、および再発に分けて集計しています。
UICC病期分類とは「UICC病期分類対がん連合」によって定められた①原発巣の進展度②所属リンパ節への転移状況③遠隔転移の有無、の3つの
カテゴリーによって各がんをⅠ期(早期)からⅣ期(末期)の4病期(ステージ)に分類するものです。
※「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指し「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、
当院にて継続的な治療をした場合や、寛解後の局所再発または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
当院は大腸癌の患者様が多く、次いで乳癌、胃癌の順になっています。とくに早期での治療が多く、都外から手術を希望される方も増えており、単に社会的
ニーズの高まりだけでなく、術後の放射線治療までも最新設備でカバーできる当院の治療体制が幅広く認知され始めてきた要因の一つと思われます。
また初発の患者数だけでなく、再発の患者数もそれなりに多い理由としては、当院が初回診断・治療を終えられた患者様の継続的な受け皿になっていること
を示しています。外科的手術や化学療法はもちろんのこと、仕事帰りの夜間帯でも最先端の放射線治療が受けられる体制など、あらゆる患者様のニーズに
お応えしてきた結果だと思われます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 11 9.64 58.36
中等症 78 14.95 78.76
重症 37 17.19 85.14
超重症 16 20.94 84.31
不明 - - -
この指標では、20歳以上の患者様の市中肺炎について、重症度別に分類しています。「市中肺炎」とは普段の生活の中でかかる肺炎の事です。
重症度は、日本呼吸期学会の成人市中肺炎診療ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPスコア)を用いて分類されています。
成人市中肺炎は、その原因や重症度も様々ですが、当院の呼吸器内科では比較的軽症から中等症の患者様が多い傾向にあります。
重症度が高いほど、平均年齢も高く平均在院日数が増える傾向があることから、高齢者の肺炎は重症化しやすいことが推測されます。
当院では中等症から重症の患者様が市中肺炎入院の大半を占めています。重症度割合は昨年と大きく変動しておりませんが、平均年齢が80歳を超えて
きていることから、高齢者になると複数の基礎疾患を持つ患者様が多く、そのため肺炎そのものは軽症であっても治療への反応が不良で、入院期間が長くなる
ことが考えられます。そのためガイドラインに基づいた適切な抗菌薬の選択、輸液や栄養管理、廃用防止のためのリハビリテーション等、幅広い治療に取り組んでいます。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 146 26.93 75.29 25.44%
その他 23 25.30 72.61 7.69%
脳梗塞の患者様についてICD10コード別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計したものです。
ICD10コードとは、国際的な統計基準として世界保健機構(WHO)によって公表された傷病に関する分類です。
当院では脳卒中の診療において、超急性期から慢性期に至るまで、あらゆる患者様に対応できる診療体制が整っています。発症後3時間
程度の超急性期脳梗塞には、t-PA静注療法という血栓を強力に溶かす治療を優先して行い、早期からのリハビリテーションも可能です。
当院の発症後3日以内の急性期患者様は全体の8割ほどです。リハビリにより平均在院日数が長くなる傾向にあります。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 150 0.47 1.36 0.00% 68.39
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 65 1.45 11.88 6.15% 74.38
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 37 1.16 4.32 2.70% 71.08
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 34 0.03 1.15 0.00% 69.18
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 24 0.96 4.38 0.00% 74.96
大腸ポリープの多くは将来癌化する可能性をもっているため、良性ポリープのうちに早期に発見し治療を行います。大腸内視鏡を用いて切除します。
小さなポリープであれば日帰り検査の際に見つかれば、その場で切除できるものも多いですが、ポリープが大きい場合や数が多い場合は安全のために
1~2泊の入院で治療を行います。80歳以上のご高齢の方や他の持病がある方も体力的に大腸内視鏡検査自体が負担になるため、入院で慎重
に行います。ポリープの切除法としては専用のスネア(針金の輪のような器具)を用いて行いますが、生理食塩水を注入して隆起させて切除する
粘膜切除術や、直腸ポリープを根元から切除するポリープ切除術をポリープの形や大きさにより適宜使い分けを行います。
胆石症等に対しては内視鏡的ステント留置術が多く行われています。乳頭切開術や拡張術、採石術も併施しています。
胃がんの治療は進行がんの場合は基本的には外科手術や化学療法が中心となりますが、近年は内視鏡検査の進歩などにより早期がんで見つかる胃がん
が多くなりました。早期がんであり一定の基準を満たせば、内視鏡を使って切除してしまう内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や内視鏡的粘膜切除術
(EMR)が適応となります。これらは粘膜層に存在する浅い早期がんに対して内視鏡で胃内から病変を周囲の粘膜ごと切除する方法で、胃は温存
されるため、外科手術より非常に身体への負担がす少なく治療できます。入院期間は7泊8日が標準となっています。
早期大腸がんに対しても、内視鏡を使って病変を切除する早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術(ESD)を実施しています。胃のESDと同様に腸を
切除しないので、術後の身体への負担軽減につながります。術後、翌日まで絶食し点滴で経過をみます。合併症がなければ、術後2日目から食事が摂取
でき、1週間ほどで退院となります。
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 245 0.77 1.63 0.00% 70.20
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 116 1.04 2.04 0.00% 65.40
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 54 0.00 10.96 3.70% 66.02
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 51 0.08 7.41 1.96% 67.43
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 47 1.09 5.96 2.13% 80.51
心臓病は先進国の多くで死因のトップとなっており、日本でも死因の2位となっています。その中でも最近増加傾向にあるのは狭心症や心筋梗塞で、
あわせて虚血性心疾患と呼ばれます。
当院では虚血性心疾患に対する冠動脈カテーテル治療(ステント留置術、バルーン拡張術等)を最も多く施行しており、予定入院であれば1泊2日で
退院することも可能です。
また近年では不整脈治療にも力を入れており、特に心房細動に対するカテーテルアブレーション(経皮的カテーテル心筋焼灼術)の件数が増えてきました。
アブレーション手術とは過剰な伝導路(心筋を動かす電気の通り道)や不整脈の焦点を焼いてしまう治療です。さらに2015年度からは、約マイナス60度
まで温度が下がるバルーンカテーテルによる冷凍焼灼術という新しい治療も開始しました。これは従来のアブレーションよりも治療時間が短縮でき、術中の痛み
が少ないなどのメリットがあります。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 144 0.12 1.08 0.00% 68.98
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 103 2.31 3.49 0.00% 61.60
K6335 鼠径ヘルニア手術 89 1.29 2.93 1.12% 72.46
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 66 5.83 7.53 1.52% 73.83
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 51 0.98 2.12 0.00% 63.96
R3年度のランキングとほぼ同様の結果になりました。外科で最も件数の多い手術は消化器内科同様、大腸ポリープの切除術になりました。
当院では外科と消化器内科の混合病棟があり、合同でのカンファレンスだけに留まらず常日頃から連携できる環境にあるため、消化器疾患全般の
シームレスな対応が可能です。
次いで多いのが腹腔鏡下で行う胆嚢摘出術です。胆のう炎や胆のう結石症に対して行う手術で、腹腔鏡により腹腔内を観察しながら、腹壁から腹腔内に
挿入した鉗子類を用いて胆のうを摘出します。腹壁の破壊が少ないため術後の疼痛が少なく、入院期間が短いのが特徴です。
3番目に多いのはヘルニアに対する手術です。鼠径ヘルニア手術は手術時間が短く、術後の痛みもほとんどありません。入院期間も4~5日で済み、
日常生活に早く復帰できます。また大腸癌の患者様に対して、侵襲の少ない腹腔鏡での手術も行っています。小さな傷による手術のため、術後の回復が
早く早期の退院・社会f復帰が可能となりました。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 417 1.33 14.89 5.04% 71.25
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 133 1.74 5.02 10.53% 62.49
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 115 3.27 17.44 49.57% 80.52
K142-4 経皮的椎体形成術 89 2.83 4.39 13.48% 79.76
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 88 4.41 20.10 50.00% 82.20
R3年度とランキングにほぼ変化はありません。
高齢化に伴う変形性関節症(股関節・膝関節)の手術が多いことが特徴です。原則、外来通院中に手術のための術前検査(血液検査、心電図、
レントゲン)を済ませますので、入院は手術前日となります。
また長期のリハビリテーションが必要な場合でも、関連のリハビリテーション専門病院で行うことができる医療提供体制を整えております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 19 2.16 18.90 26.32% 81.16
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 14 4.71 34.86 0.00% 66.71
K1742 水頭症手術(シャント手術) 14 5.29 26.64 21.43% 77.00
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 11 1.09 11.27 0.00% 75.36
K6092 動脈血栓内膜摘出術(内頸動脈) - - - - -
脳神経外科で最も多い手術は、慢性硬膜下血種穿孔洗浄術です。慢性硬膜下血種は、頭部外傷を負って1~2ヶ月後に歩行障害や認知症等の
症状が起こる病気で、多くが緊急での手術を必要とします。脳の萎縮がみられる高齢者に多くみられる傾向です。
次いで多いのが水頭症手術(シャント手術)です。
3番目に多い手術が頭蓋内の腫瘍を摘出する手術となっております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 151 1.39 3.19 0.66% 75.05
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 117 1.62 1.78 0.00% 59.89
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 72 0.75 2.93 1.39% 71.40
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 61 2.03 7.95 0.00% 69.44
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 25 5.36 11.92 0.00% 67.88
泌尿器科で最も多い手術は、膀胱癌に対する内視鏡手術(経尿道的膀胱腫瘍切除術:TUR-BT)です。これは尿道から膀胱に内視鏡を
挿入し、先端の電気メスで腫瘍を切除する手術です。手術中膀胱内に洗浄液を注入しますが、電解質溶液(生理食塩水)を用いるため感染
などの合併症が少なくなります。またアラグリオ顆粒剤を用いてのTUR-BT手術も行っております。アラグリオ顆粒剤を用いることにより、膀胱内の
腫瘍細胞が赤色蛍光を発するというメカニズムにより、今まで視認できなかった平坦病変や微小病変、あるいは正常粘膜との境界部が確認でき、
切除範囲の最適化が可能となります。
2番目に多い手術は経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)です。腎結石症や尿管結石症の患者様に対して行う手術です。
経尿道的に内視鏡を挿入し、超音波やレーザーなどで結石を破砕し、バスケットワイヤーカテーテル等を用いて摘出します。入院期間は2泊3日と
なります。
3番目に多い手術は経尿道的尿管ステント留置術となります。尿管に結石が陥頓している場合や、それに伴う尿路感染症をきたしている場合に
尿管を拡張する目的でステントを留置する手術となります。これに次ぐのが前立腺癌に対する腹腔鏡手術で、当院では平成27年4月よりロボット
支援鏡視下手術(ダヴィンチシステム)を導入しています。これにより低侵襲で、術後尿失禁等の合併症を低く抑えることができ優良な成績を得ています。
血液科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6145 血管移植術、バイパス移植術(下腿、足部動脈) 70 5.10 30.36 10.00% 70.26
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指) 39 2.31 24.26 7.69% 66.95
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) 34 6.35 21.65 11.76% 77.18
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 27 0.00 1.15 0.00% 76.89
K6146 血管移植術、バイパス移植術(膝窩動脈) 18 6.22 32.44 16.67% 73.00
糖尿病足病変や下肢動脈硬化症の患者様に対する手術症例が多いのが特徴です。血管移植・バイパス術の症例数が突出していますが、
その適応のない患者様に対しては、できる限り切断せず患肢の救済を目的に診療を行っています。
また血液透析患者様のシャントに異常が生じた際に行う手術も行っております。
糖尿内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 28 14.61 21.07 7.14% 69.00
K0871 断端形成術(骨形成を要する)(指) - - - - -
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) - - - - -
最も多い手術は、シャント造設術になります。慢性(数ヶ月~数年間)に進行する腎臓の障害によって、体内循環の恒常性を維持できなくなった
状態を慢性腎不全と呼びます。腎機能障害が進行する場合、腎代替療法の導入が必要となります。
血液透析は血液の体外循環を行い、体外の装置を通し老廃物を除去する方法ですが、長時間血液を浄化するために、シャントと呼ばれる血管を
作る必要があります。前腕や上腕などの動脈と静脈をつなぎ合わせ、静脈を太くする手術(内シャント)となります。
腫瘍治療科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 11 6.27 30.64 0.00% 69.09
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K6262 リンパ節摘出術(長径3cm以上) - - - - -
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
K496-5 経皮的膿胸ドレナージ術 - - - - -
化学療法を行うために必要な植込型カテーテル設置術が、もっとも多い手術となります。
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 105 1.10 1.00 0.95% 59.01
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 47 1.00 1.60 0.00% 54.40
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 39 1.00 1.92 0.00% 53.62
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) 17 1.00 1.00 0.00% 60.59
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm以上) 16 1.00 1.00 0.00% 41.38
乳がんは切除する範囲の大きさやリンパ節治療をどこまで行うかで、手術名称が異なります。検診率の向上によりリンパ節への転移が無い乳がん早期
での手術症例が最も多い手術となります。
また乳がんとまでいかない良性所見に対する手術症例も増加しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 24 0.27%
180010 敗血症 同一 10 0.11%
異なる 23 0.26%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる 4 0.05%
180040 手術・処置等の合併症 同一 70 0.79%
異なる 6 0.07%
播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌感染症、手術・術後の合併症を発症した患者様について、入院時にその状態
にあったか、あるいは入院後にその状態になったのか、それぞれの症例数と発生率を集計したものです。
DICとは、さまざまな重症基礎疾患を原因に発症し、原疾患の急激な悪化と出血傾向の増加をきたす病態です。また重篤な外傷、外科疾患の
大手術後やさまざまな感染症などから血液中に病原菌が入り敗血症になり、これが原因でDICが起こることもあります。
当院では、これらの重篤な感染症や手術等の合併症発生率をできるだけ低くするよう、他職種で形成した感染症対策チームを中心に、感染予防対策
の院内周知と、万が一感染した場合の迅速な対応に日々取り組んでおります。
更新履歴
令和4年9月27日
令和3年度病院指標データの公開開始